GDB でよく使っているコマンド#

GDB でよく使っているコマンドをまとめておく。

全スレッドのバックトレースの確認#

GDB でバックトレースを確認する際、問題のあったスレッド以外の状況も確認したいことがある。そのような場合は以下のコマンドを使用する。

(gdb) thread apply all bt

GDB 起動時に待機せずすぐ実行を開始する#

GDB を起動するとプログラムを実行せずに待機するが、待たずに実行して欲しい場合は、次のように GDB を起動する。

$ gdb -ex run <command>

GDB 起動時に待機せずすぐ実行を開始し、実行が停止したらバックトレースを出力する#

GDB を起動するとプログラムを実行せずに待機するが、待たずに実行した上で、 Segmentation Fault などで停止したあとにバックトレースを出力して欲しい場合は、次のように GDB を起動する。

$ gdb -batch -ex run -ex bt <command>

screen コマンド内で GDB を起動する#

バックグラウンドで起動するコマンドに GDB を適用する場合、次のように起動コマンドを変更することで screen コマンドのシェルの中で GDB を起動することができる。

$ screen -d -m gdb <command>

例外が投げられたら停止する#

例外にはスタックトレースの情報がないが、例外発生時に実行を停止するように設定してから実行を開始することで、例外発生地点のスタックトレースを確認することができる。

(gdb) catch throw

このコマンドを実行してからいつも通り run コマンドを実行すると、例外発生時に実行を停止する。